今回は最近増加中の「クラウド型レンタルサーバー」について紹介します!
クラウド型レンタルサーバーとは
クラウド型レンタルサーバーとはOSに「CloudLinux」というOSが使われているサーバーです。
OSとは機械を動かすためのソフトでiPhoneだとiOS、AndroidスマホだとAndroidに当たるものです。
すでにサーバーにはOSが入っているため、私達ユーザーは契約するだけでWordPressなどのソフトを使うことが出来ます。
クラウド型レンタルサーバーは共用サーバーとVPSの中間のようなサーバーになります。
簡単に説明すると以下のようになっています。
共用サーバー | VPS | クラウド型レンタルサーバー | |
メリット | OSなどが準備されているため すぐにWordPressなどを始められる |
CPUなどが割り当てられているので 重くなりにくい |
OSが準備されておりすぐに必要なソフトなどを 利用できて、かつCPUなどが割り当てられている |
デメリット | 複数人で使っているため 重くなりやすい |
OSを自分で入れなければならないため 操作が難しい場合がある |
2つと比べると料金が高いことがある |
共用サーバーはもともとOSが入っていて、一つのサーバーに複数のユーザーが入っています。
ユーザーそれぞれがサーバーのCPUやメモリなどを共用で使っているサーバーです。
VPSはハードウェア(CPUやメモリ等)がすでに準備されており、OS等は好きなものを選択することが可能です。
共用サーバーとの違いはCPUやメモリが一人ひとりに割り当てられている点です。
クラウド型レンタルサーバーは共用サーバーのようにもともとOSが入っており、また、CPUやメモリが一人ひとりに割り当てられているサーバーになります。
このようにクラウド型レンタルサーバーは共用サーバーとVPSのいいとこ取りのようなサーバーです。
今回はクラウド型レンタルサーバーと共用サーバー、VPSと比較していきます。
クラウド型レンタルサーバーのメリット
ではクラウド型レンタルサーバーにはどのようなメリットがあるのでしょうか。
主なメリットとしてはこのようなものがあります。
クラウド型レンタルサーバーのメリット
- 安定した動作が見込める
- 性能をアップしやすい
- 特別な知識はほとんど必要ない
安定した動作が見込める
まず1つ目に共用サーバーと比べると、安定した動作が見込める点です。
先ほど解説したようのクラウド型レンタルサーバーはCPUやメモリが一人ひとりに割り当てられていますので、感覚的には専用サーバーのような感じで利用可能です。
そのため、他のユーザーのサイトが重くても自分に影響が出にくく、動作が安定しているというメリットがあります。
ただし、サーバー自体は共用サーバーとなっています。
ですので、大量のアクセスなどがあった場合には一時的に制限がかかる場合もあります。
性能をアップしやすい
次に性能をアップしやすいという点です。
クラウド型レンタルサーバーは契約後も必要に応じて性能をアップすることが出来ます。
共用サーバーだとプランアップをしてもストレージの容量が増えたり、転送量が増えたりするだけのサービスがほとんどです。
しかし、クラウド型レンタルサーバーだとプランをアップするとストレージの容量や転送量などと同時のサーバー自体の性能(CPUのコア数やメモリ)がアップするサービスが多いです。
ですので、プランを上げれば上げるほどサーバーの性能も上がるということになります。
サーバーの設定などでは特別な知識はほとんど必要ない
最後にサーバーの設定などでは特別な知識はほとんど必要ないという点です。
VPSの場合はUbuntuやCentOSといったようなOSの知識や、コマンド等の知識が必要な場合があります。
それに対し、クラウド型レンタルサーバーの場合、共用サーバーとほぼ同じように使えるため、共用サーバーを使える程度の最低限の知識があれば扱えるかと思います。
ポイント
- 安定した動作が見込める
→一人ひとりにCPUなどが割り当てられている - 性能をアップしやすい
→プランを上げれば同時にサーバーの性能も上がるため - サーバーの設定などでは特別な知識はほとんど必要ない
→共用サーバーとほとんど同じため
クラウド型レンタルサーバーのデメリット
ではクラウド型レンタルサーバーにはどのようなデメリットがあるのでしょうか。
主なデメリットとしてはこのようなものがあります。
クラウド型レンタルサーバーのデメリット
- サーバーの性能によっては利用料が高くなる場合がある
- サーバーを選ぶ上で知識が必要
サーバーの性能によっては利用料が高くなる場合がある
まずサーバーの性能によっては利用料が高くなる場合があるという点です。
共用サーバーやVPSの場合、月々数百円~数千円程度、高くても数万円で借りることが出来ます。
一方でクラウド型レンタルサーバーの場合はあるサービスだと最高プランだと月々10万円近くかかってしまうものもあります。
もちろん一番下のプランは共用サーバーと同程度の金額になっていますが、最高スペックがいいという方にとってはかなり高くなってしまいます。
しかし、最高スペックは一日に大量のアクセスを集めるようなサイト向けのプランになっていますのでほとんどの人には必要ないです。
逆に言うとそれだけ大量のアクセスを集めてもさばけるだけのプランが用意されているということなので安心して利用出来るでしょう。
最低プランでも十分利用できるサーバーが多いですので、最初は最低プランから始めてみるとよいでしょう。
サーバーを選ぶ上で知識が必要
次にサーバーを選ぶ上で知識が必要という点です。
先ほどメリットでは設定等でほとんど知識が必要ないという風に紹介しましたが、選ぶ際に少し知識が必要です。
知識と言ってもCPUのコア数が増えるとどうなるか、メモリの容量が増えるとどうなるかなどパソコンの簡単な知識がわかれば大丈夫です。
ちなみにCPUのコア数や、メモリの容量が増えると性能がよくなります。
ポイント
- サーバーの性能によっては利用料が高くなる場合がある
→最高プランの場合は高額になるが、最低プランであれば共用サーバーなどと変わらない。最低プランでも十分使える。 - サーバーを選ぶ上で知識が必要
→パソコンの基本的な知識のみあれば大丈夫
おすすめのクラウド型レンタルサーバー
おすすめのクラウド型レンタルサーバーとしてはこのようなサービスがあります。
あくまでも一例ですので、この他のサーバーも調べてみて自分にあったサーバーを契約してみると良いでしょう。
また、wpX Speedについては当サイトで詳しく解説しているのでそちらもあわせてご覧ください!
まとめ
今回はクラウド型レンタルサーバーについてや、メリット・デメリットについて紹介しました。
クラウド型レンタルサーバーとは共用サーバーとVPSのいいとこ取りをしたようなサーバーです。
メリットやデメリットについてはこのようなものがありました。
メリット
- 安定した動作が見込める
→一人ひとりにCPUなどが割り当てられている - 性能をアップしやすい
→プランを上げれば同時にサーバーの性能も上がるため - サーバーの設定などでは特別な知識はほとんど必要ない
→共用サーバーとほとんど同じため
デメリット
- サーバーの性能によっては利用料が高くなる場合がある
→最高プランの場合は高額になるが、最低プランであれば共用サーバーなどと変わらない。最低プランでも十分使える。 - サーバーを選ぶ上で知識が必要
→パソコンの基本的な知識のみあれば大丈夫
また、クラウド型レンタルサーバーを使えるサーバーとしてはこのようなサービスがあります。
あなたも是非クラウド型レンタルサーバーでサイトを作ってみてはいかがでしょうか。