これからWordPressでブログを始めようと思っている方はレンタルサーバーの契約を行わなければいけません。
しかし、最近ではWordPressが使えるレンタルサーバーが多数あり、どれを選んでいいのかわからなくなってきています。
さらにWordPressが使えるサーバーの中には実はほぼ使えないようなサーバーもあったりします。
そこで今回はWordPressが使えるレンタルサーバーで最低限これくらいの性能は必須ということを紹介していきます!
最低限の性能
早速ですが、WordPressでブログをするためのレンタルサーバーは最低限どれくらいの性能が必要なのでしょうか。
個人的にはこれくらいの性能は必須かと思います。
必須の性能
- メモリ:1GB以上
- ストレージの種類:SSD(NVMe)
- ストレージ容量:5GB以上
- データベース数:1以上(サイトの個数分)
- 無料独自SSLあり
- アプリケーションインストールあり
では詳しく解説していきます!
メモリ:1GB以上
まずメモリは1GB以上のほうが良いでしょう。
メモリはデータを一時的に保存しておく場所です。
特に画像や動画などがたくさん貼られているようなサイズが大きいサイトの場合はたくさんのメモリがあったほうがより早くサイトの表示を行うことが出来ます。
メモリに関しては共用サーバーの多くで公表されていません。
もし公表されていない場合は気にしなくて大丈夫です。
公表されているのであれば1GB以上のプランを契約するようにしましょう。
ポイント
- メモリは一時的な保存場所
- これでサイトが速くなったりする
- 公表されていなければ気にしなくて良い
- 公表されていれば1GB以上が良い
ストレージの種類:SSD(NVMe)
次にストレージの種類です。
ストレージとはデータを保管しておくところです。
あなたのブログのデータはすべてストレージの保管されています。
ストレージの種類は大きく分けてHDD、SSDの2種類になります。
それぞれの違いはいくつかあるのですが、その中の一つが速度です。
説明すると難しくなるのでとりあえずHDDよりSSDのほうが速いと思ってもらえればOKです。
そしてSSDの中でも特に速いのがNVMeと呼ばれるストレージです。
つまり速度としてはHDD<SSD<NVMeと考えて下さい。
長くなりましたが、種類としてはSSDがおすすめです。
さらにその中でもNVMeという種類のストレージが使われていればなお良いです。
しかし、NVMeはSSDに比べると非常に高価でほとんどのサーバーで導入されていません。
そのため、SSDであれば大丈夫です。
SSDが使われているサーバーについてはこちらの記事で詳しく紹介しています!
>>ストレージがオールSSDのサーバー4選。スペックの比較や違いも紹介
また、NVMeが使われているサーバーについてはこちらの記事で詳しく紹介しています!
>>【最新】おすすめのオールNVMeサーバーは?特徴や違いも紹介
ポイント
- ストレージは全データの保管場所
- HDD<SSD<NVMeの順で速い
- できればNVMeの方が好ましいが、ほとんど導入されていない
- というかSSDで十分
ストレージ容量:5GB以上
次にストレージ容量です。
ストレージは先ほども説明したようにデータを保管しておく場所で、容量はその大きさになります。
この容量によって保管できるデータの数が変わってきます。
ストレージ容量は1サイトのみ運営するのであれば最初は5GBで十分足ります。
例えば何十サイトも運営したり、動画や画像を大量に貼ったりするようなサイトであれば必要な容量は変わってきます。
しかし、普通のブログやアフィリエイトサイトであれば1サイト5GBあれば十分運営可能です。
だいたいどのサービスも5GB以上ありますので、この点については特に気にしなくても構いません。
ポイント
- ストレージの容量によって保存できるデータの量が決まる
- 1サイトであれば5GBで十分
- 複数サイトの場合や、大量の動画や画像を貼る場合は考える必要がある
データベース数:1以上(サイトの個数分)
次にデータベース数です。
データベース数は特に複数サイト運営する方には重要視していただきたい点になります。
データベースとはデータを使いやすいように保存しておくようなものになります。
本でいう目次だと思ってもらえると大丈夫です。
ではなぜデータベース数が大事なのでしょうか。
実はWordPressの場合、1データベース1サイトというのが基本になります。
そのため、ドメイン数が無制限のサーバーであってもデータベースが1つしかなければ原則1サイトしか作れないということになります。
工夫すれば1つのデータベースに複数のサイトを入れることができます。
しかし、専門的な知識が必要であったり、サイトに不具合が起きたときに対処に困ることがあります。
そのため、1データベース1サイトを守ると良いでしょう。
つまり、複数サイトを作るためにはその数のデータベースが必要ということです。
ちなみにWordPressを動かすためのデータベースはMySQLという種類のデータベースになります。
データベースはわからなければとりあえずMySQLが無制限のものを選べばOKです。
もちろん1サイトだけ作るのであってもデータベースが必要になります。
そのサーバーに必要なデータベースがあるかをしっかりと確認するようにしましょう。
ポイント
- データベースは本のもくじのようなもの
- 1サイト1データベースが基本
- サイト数<データベース数で考える
- WordPressで使われるのはMySQLという種類
無料独自SSLあり
次に無料独自SSLについてです。
まずSSLについて解説しましょう。
SSLはサイトのセキュリティのことだと思ってもらえれば大丈夫です。
詳しく説明するとSSL化することによって通信時にサイトが暗号化されて送受信が行われるので、より安心してサイトを利用することが出来ます。
当サイトでも無料独自SSLを導入しています。
確認方法としては、URLの最初の部分が「https」となっていればSSL化されています。
この「https」の「s」がSSL化されていることを表しています。
パソコン版のChromeの場合はURLの左に鍵マークが付いているかと思います。
これもSSL化されているかの一つの確認方法になります。
さて、無料独自SSLについて解説していきます。
無料独自SSLとはそのままなのですが、SSLが無料で使えると思って下さい。
SSLにも種類がたくさんあり、その中には年間1万円以上するサービスもあります。
しかし、有料のものは企業向けのものが多いです。
SSLは無料独自SSLで十分ですので、「とりあえず無料独自SSLがついてればいいんやな」と思って下さい。
ポイント
- SSLはセキュリティのようなもの
- 有料のものは必要ない
- ちなみにSSLはサイトを作るのであれば必須と思って良い
アプリケーションインストールあり
最後にアプリケーションインストールです。
この機能は特に知識が無い方は必須の機能になります。
アプリケーションインストールとはWordPressなどを管理画面上でポチポチするだけでインストールできる機能です。
実はWordPressは自分でダウンロードしてきて自分でサーバーにアップロードして・・・といったように全て行わなければいけませんでした。
しかし、最近ではサーバーの管理画面で数クリックでWordPressのインストールを行えるようになっています。
この機能はWordPressを使えるサーバーであればどこでもあると思いますが、軽く確認しておくと良いでしょう。
ちなみにサービスによっては「かんたんインストール」という風に別の名前で言われる場合もあります。
ポイント
- アプリケーションインストールはWordPressなどを数クリックでインストールできるもの
- これがないと面倒になる
- が、だいたいどのレンタルサーバーでもついてる
まとめ
今回はWordPressでサイトの運営を行うために最低限必須の性能について紹介しました。
最低限必須の性能としてはこのようになっています。
必須の性能
- メモリ:1GB以上
- ストレージの種類:SSD(NVMe)
- ストレージ容量:5GB以上
- データベース数:1以上(サイトの個数分)
- 無料独自SSLあり
- アプリケーションインストールあり
最低でもこれくらいはないとサイトが重かったり、作業に時間や手間がかかることがあります。
最悪の場合、そもそもWordPressを使えないなんてことも起きるかもしれませんので、気をつけるようにしましょう。
こちらのページで紹介しているサービスは全ての条件を満たしています(※)。
(※ プランによっては満たさない場合もあります。契約前に機能の一覧などを確認してください。)
是非あなたもレンタルサーバーを契約してWordPressでブログを始めてみて下さい!