サイトの速度に関わるストレージ。
ストレージがHDDからSSDに変わるだけでかなりサイトの速度が変わることもあります。
今回はそんなストレージはHDDかSSDどちらが良いのかについて紹介します。
メリットやデメリットも紹介するので、是非最後までご覧ください!
結論:SSDの方が良い
結論としてはSSDがおすすめです。
SSDはHDDの3~4倍速くなると言われています。
つまり、HDDで読み込みに4秒かかるサイトがSSDのサーバーに変えるだけで単純計算で1秒になるということです。
ここまで大きく変わるとは断言できませんが、それでも速くなることは間違いないと思います。
速度が速いと何がいい?
では速度が速いと何が良いのでしょうか。
あなたが思っているようにサイトの読み込みや書き込みが速くなるのでサクサク作業できるのはもちろんですが、検索順位が上がりやすくなります。
ご存知かもしれませんが、検索順位が上がる要素の一つにユーザーの満足度があります。
サイトが速くなるとユーザーがページをしっかりと読んでくれるので、検索エンジンが「このページは検索ユーザーに役に立った」というふうに判断します。
すると検索順位が上がることがあります。
逆にサイトの速度が遅いとどうでしょうか。
ユーザーはサイトが重く、開かないので検索結果に戻って別のページを見に行ってしまいます。
すると検索エンジン的には役に立たなかったという風に判断されてしまうことがあります。
ユーザーは1秒すると離脱率(検索結果に戻ってしまう確率)が急増すると言われています。
そのため、速度は命と考えた方が良いでしょう。
このように、SSDにすることによって様々なメリットが生じます。
最近の主流はSSD搭載サーバー
最近のサーバーはほとんどがSSD搭載サーバーになっています。
昔まではHDDが主流となっていましたが、現在はSSDが一般に販売されるようになり、技術や性能が向上したためSSDを搭載したサーバーが増えてきました。
HDDとSSDの違いとしてはこのようになっています。
HDD | SSD | |
メリット | ・価格が安い ・大容量 |
・物理的な衝撃に強い |
デメリット | ・物理的な衝撃に弱い ・消費電力が大きい ・作動音が大きい |
・価格が高い ・容量が小さい(大きくなるとかなり高い) |
私たちユーザーからすると作動音や消費電力等はあまり関係ありませんが、サーバーの管理上SSDの方が優れています。
しかし、SSD搭載サーバーはHDDに比べると高いところもありますが、高くても月1,000円程度です。
SSD搭載サーバーのメリット・デメリット
ではSSD搭載のサーバーにはどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。
メリット
まずはメリットから紹介します。
メリットとしてはこのようなものがあります。
SSD搭載サーバーのメリット
- 読み書きが高速
- 障害が発生しにくい
1.読み書きが高速
まず読み書きが高速である点です。
データの読み込みが速いとユーザーがサイトにアクセスした際にすぐにページが表示されます。
また、書き込みが速いと私たちサイト運営者が記事を書く際にサクサクと書けますし、画像や動画をアップロードする際もすぐに終わります。
つまり、読み書きが速いとサイト運営者、サイト閲覧者両方にメリットがあると言えます。
2.物理的な障害が発生しにくい
次に物理的な障害が発生しにくい点です。
SSDは先程も紹介したようにHDDに比べると衝撃に強いです。
そのため、地震などが発生した場合でも物理的に故障する確率が低くなります。
この点はサーバーを運営している会社もメリットですし、私たちもデータが破損したりすることを避けられるため大きなメリットと言えます。
デメリット
次にデメリットを紹介します。
デメリットとしてはこのようなものがあります。
SSD搭載サーバーのデメリット
- 月額料金が高い場合がある
- 容量が少ない
1.月額料金が高い
まずそもそもSSDがHDDと比べると高いです。
例えば500GBのHDDとSSDの購入費用をAmazonで比べた場合、HDDの場合は約5,300円、SSDの場合は約6,300円とSSDの方が高くなっています。
たった1,000円の差と思われるかもしれませんが、大量のユーザーのサイトを格納しようとするともちろん1つだけ購入しても足りませんので何百台と購入する必要が出てきます。
このようにSSDの方がHDDよりもコストがかかってしまうので、月額料金が高くなってしまう場合もあります。
しかし、高くても月数千円程度ですので、速度の方を優先して考えればSSDの方がおすすめです。
2.容量が少ない
次に容量が少ない点です。
SSDはHDDより価格が高く、容量が少ないです。
つまり、1ユーザーあたりの容量も少なくなってしまいます。
SSD搭載サーバーの容量は200GB~500GBとなっています。
この容量が少ないと感じてしまう方もいるかもしれません。
しかし、WordPressで1サイトを運営するのであれば5GBあれば十分です。
サイト数を増やしたとしても200GBまで到達することはほとんどありません。
ちなみにこのサイト全体の容量も1GBありません。
ですので、一般ユーザーは容量はそこまで気にしなくても大丈夫です。
ですが、大規模なサイトを運営する人や、企業のサイトを運営する場合は気をつけなければいけないかもしれません。
まとめ
今回はHDDとSSDの違いや、メリット・デメリットについて紹介しました。
HDDとSSDの違いは色々ありますが、大きな違いとしては速度でした。
SSD搭載サーバーにはこのようなメリットがありました。
SSD搭載サーバーのメリット
- 読み書きが高速
- 障害が発生しにくい
また、デメリットとしてはこのようなものがありました。
SSD搭載サーバーのデメリット
- 月額料金が高い場合がある
- 容量が少ない
個人的には多少価格が高くなってもSSD搭載サーバーの方が良いかと思います。
あなたも是非SSD搭載サーバーでブログを始めてみてはいかがでしょうか。
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