今回は独自ドメインを使ってメールアドレスを作りたい方向けにメール専用のレンタルサーバーについて紹介します!
メール専用のレンタルサーバー
まずメール専用のレンタルサーバーとは何かについて紹介していきます。
メール専用のレンタルサーバーはその名の通りメールの送受信のみができるレンタルサーバーになります。
このようなサーバーは特に企業で使われることが多いです。
では、メール専用レンタルサーバーのメリットやデメリットはどのようなものがあるのでしょうか。
メリット
メール専用レンタルサーバーのメリットとしてはこのようなものがあります。
- 独自ドメインでメールアドレスを作れる
- (企業によっては)メールの管理がしやすい
では詳しく解説していきます!
1.独自ドメインでメールアドレスを作れる
まず、独自ドメインでメールアドレスを作れるという点です。
通常、メールアドレスを作る場合はGmailなどのフリーメールサービスを利用するかインターネットのプロバイダのメールを使うことが多いです。
しかし、Gmailのように誰でも取れるようなアドレスの場合、信頼性が低く、取引などに影響が出る場合があります。
そんなときに独自ドメインを使ってメールアドレスを取得し、利用することで、信頼してもらいやすくなります。
この点が独自ドメインを使ってメールを行う一番のメリットかと思います。
フリーメールとの違いは独自ドメインを使う点など様々ありますが、一番の違いはサーバーを独自で用意しなければいけないという点です。
Gmailなどの場合は会員登録するだけでGoogleが準備したサーバーを使ってメールのやりとりなどを行うことができます。
しかし、独自ドメインを使ったメールの場合、そのメールを送受信するサーバーを自前で用意する必要があります。
2.企業によってはメールの管理がしやすい(場合もある)
次に企業によってはメールの管理がしやすい(場合もある)という点です。
独自ドメインを使ったメールの場合、フリーのものと違って自社で好きなように管理することができます。
そのため、企業によっては独自のシステムなどで利用することができます。
しかし、普通に企業とのやりとりに使うという場合はこの点は特にメリットでは無いかもしれません。
さらに、ドメインやサーバーなどに詳しい方がいない場合は、少し難しいかもしれません。
デメリット
次にデメリットを紹介します。
- 維持費がかかる
- メールしか使えない
では詳しく解説していきます!
1.維持費がかかる
まず独自ドメインでメールを持つと維持費がかかります。
費用としては独自ドメインの費用とレンタルサーバーの費用がかかります。
金額はドメインを取得するサービスやサーバー、メールを使ってしたいことによって変わりますが、年間2,000円程度かかります。
フリーメールと比べるとこの点が一番大きなデメリットになるかもしれません。
ドメインの取得に関してはホームページを制作する際に取得するドメイン取得サービスと同じサービスを利用することができます。
おすすめのドメイン取得サービスについてはこちらのページで詳しく紹介しています。
また、個人的にはお名前.comというサービスが安くて管理しやすいためおすすめです。
こちらでは契約の手順について詳しく紹介しているので、是非あわせてご覧ください!
2.メールしか使えない
次にメール専用サーバーではメールしか使えないという点です。
メール専用サーバーは「専用」と付いている通り、メールしか使えないサーバーになります。
一部のレンタルサーバーにはそのサーバー独自のブログが作れる機能も付いていたりしますが、簡易的なものになります。
WordPressなどのホームページ制作ツールを使って本格的なサイトを作りたい方は、ホームページも公開できるレンタルサーバーを検討してみたほうが良いかと思います。
おすすめのメール専用サーバー
ではお待ちかねのおすすめのメール専用サーバーについて紹介していきます!
今回紹介するメール専用レンタルサーバーはこちらになります!
おすすめのメール専用レンタルサーバー
- さくらのレンタルサーバ
- お名前メール
- ロリポップ!
- ムームーメール
ではそれぞれ簡単に紹介していきます!
1.さくらのレンタルサーバ
さくらのレンタルサーバ
容量 | 10GB |
初期費用 | 無料 |
月額料金 | 約87円(年間一括払い 1,048円) |
登録できるメールアドレスの数 | 無制限(※) |
特徴 |
・無料のセキュリティ対策 |
(※ 場合によっては一時的に制限される可能性があるとのことです。)
さくらのレンタルサーバはホームページなどでもよく使われるレンタルサーバーサービスです。
初期費用は無料、月額料金は87円と、とても安く利用することができます。
ただし、料金は年間一括払いとなっていますので、月ごとに利用するということはできません。
2.お名前メール
お名前メール
容量 | 1GB、10GB |
初期費用 | 無料 |
月額料金 | 約46円~(1GB) 約85円~(10GB) |
登録できるメールアドレスの数 | 無制限 |
特徴 |
・セキュリティ対策あり |
お名前メールはお名前.comというドメイン取得サービスが提供しているメール専用サーバーです。
お名前メールではお名前.comで取得したドメインを使うことができるので、ドメインとサーバーの2つを一箇所で管理することができます。
プランはライトプラン(以下ライト)とスタンダードプラン(以下スタンダード)の2種類が用意されており、それぞれ容量が1GB、10GBとなっています。
料金は1ヶ月払いの場合、ライトは99円、スタンダードは176円です。
年間払いの場合、ライトは550円(月約46円)、スタンダードは1,012円(月約85円)です。
ただし、最低利用期間が3ヶ月となっています。
(※ サイト表示後、上部メニュー内の「オプションサービス」から「お名前メール」をクリックして開いてください。)
3.ロリポップ!
ロリポップ!
容量 | 20GB |
初期費用 | 1,650円 |
月額料金 | 110円 |
登録できるメールアドレスの数 | 20 |
特徴 |
・ホームページのサーバーでも有名 |
※ロリポブログは2021年4月7日に新規受付が終了となります。 |
ロリポップはホームページを公開するための共用サーバーとして有名なレンタルサーバーです。
2001年から運営されているサーバーで、今回紹介している中で一番長いと思われます。
メール専用サーバーのプランは「エコノミー」というプランです。
容量は20GBとなっています。
ロリポブログというロリポップ独自のブログを行うことができるので、「メール + 簡単なブログをしたい!」という方におすすめのサーバーです。
※ロリポブログは2021年4月7日に新規受付が終了となります。
4.ムームーメール
ムームーメール
容量 | 30GB |
初期費用 | 不明 |
月額料金 | 100円(年間1,200円) |
登録できるメールアドレスの数 | 無制限 |
特徴 |
・1年ごとに契約 |
ムームーメールはムームードメインというドメイン取得サービスが運営しているメール専用サーバーです。
容量は30GBと、今回紹介した中で一番大きな容量になります。
こちらもお名前.com同様にドメインとサーバーを同時に契約できるため、管理がしやすいです。
一番の違いは「MuuMuuMail Checker」というChromeの拡張機能がある点です。
Chromeの拡張機能とは、Google Chromeの追加機能のようなものです。
これをインストールしておくことでいちいちメール一覧を開かなくてもChromeの右上からすぐに確認することができるようになります。
それぞれの比較
最後にそれぞれの比較を紹介します。
さくらのレンタルサーバ | お名前メール | ロリポップ! | ムームーメール | |
容量 | 10GB | 1GB、10GB | 20GB | 30GB |
初期費用 | 無料 | 無料 | 無料(2020年12月31日まで) | 無料 |
月額料金 | 約87円(年間一括払い 1,048円) | 約42円~(プランによる) | 100円 | 100円(年間1,200円) |
登録できるメールアドレスの数 | 無制限(※) | 無制限 | 20 | 無制限 |
特徴 | ・無料のセキュリティ対策 ・年間一括払い |
・セキュリティ対策あり ・プランが2種類 ・ドメインと管理しやすい |
・ホームページのサーバーでも有名 ・運営歴が長い ・容量が多い |
・1年ごとに契約 ・ドメインと管理しやすい ・Chrome拡張機能あり |
まとめ
今回はメール専用サーバーのメリット・デメリット、おすすめのレンタルサーバーなどについて紹介しました。
特に企業の場合、独自ドメインを使ったメールは必須かと思います。
是非今回紹介したサービスを使ってメールを使ってみてはいかがでしょうか。