最近よく聞くようになった「クラウド〇〇」。
その中でも「クラウドソーシング」と「クラウドファンディング」はよく聞くのではないでしょうか。
今回はそんな「クラウドソーシング」と「クラウドファンディング」の違いについて解説していきます!
このページではこんなことがわかります。
この記事でわかること
- クラウドソーシングとクラウドファンディングの違い
ぜひ最後までご覧ください!
クラウドソーシングとクラウドファンディングは別物
結論から言うとクラウドソーシングとクラウドファンディングは別物です。
かんたんにいうとこんな感じになります。
→不特定多数の人を対象に仕事の求人を行う
クラウドファンディング
→不特定多数の人を対象にお金を募る
このようにクラウドソーシングとクラウドファンディングでは内容が異なります。
確かに「クラウド」という点ではどちらも共通しています。
しかし、中身は完全に別物になります。
例えるとするならばトマトとキュウリのような感じですね。
同じ野菜というくくりだけどまったく違う食べ物...みたいな。
というわけでクラウドソーシングとクラウドファンディングの違いを詳しく解説していきます!
クラウドソーシングとは
まず、クラウドソーシングについて解説していきます。
クラウドソーシングとは英語で書くとCrowdsourcingとなります。
これは群衆を表す「Crowd」と業務委託を表す「sourcing」が合体した言葉になります。
ではここでWikipediaの解説を見てみましょう。
このように書かれています。
クラウドソーシングとは、不特定多数の人の寄与を募り、必要とするサービス、アイデア、またはコンテンツを取得するプロセスである。このプロセスは多くの場合細分化された面倒な作業の遂行や、スタートアップ企業・チャリティの資金調達のために使われる。
つまり、不特定多数の人を対象にした業務委託のような感じです。
ちなみに「クラウドストレージ」などの「クラウド」とは異なります。
このクラウドは英語では「Cloud」となり、雲を表す言葉になります。
なぜ「クラウド」になったのかは諸説あるそうですが、技術者などがネットワークをイラストで表す際に雲をよく用いていたことから「クラウド」と言われるようになったそうです。
さて、クラウドソーシングの意味は少しわかっていただけたかもしれませんが、まだよくわからない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
では、具体的に見ていきましょう。
具体的にはこんな感じになります。
YouTubeに動画を投稿したいんだけど、動画編集のスキルがないんだよなー。
勉強するのもいいんだけど、センスもないし...
どうしよう。お金がかかってもいいから誰かやってくれないかな?
YouTubeの動画も過去に編集したことありますよ!
じゃあぜひお願いします!
それじゃあ納期は〇〇日で―――
このように仕事をしてほしい人がその仕事をできる人にやってもらうことをクラウドソーシングと言います。
内容は動画編集やプログラミングなど高度なスキルを要する仕事からデータ入力などのかんたんなものまでたくさんあります。
また、基本的にはネット上で仕事が完結します。
一般的な仕事のように会社に出社して仕事をするのではなく、在宅で仕事を行います。
ちなみに仕事をしてもらう側の人のことをクライアント、仕事をやる側の人のことをワーカーと言ったりもします。
こちらはよく使われる言葉なので覚えておくとよいでしょう。
しかし、実際に仕事をしてもらおうとしても仕事をしてくれる人を見つけないと始まりません。
そこで登場したのがクラウドソーシングサイトです。
クラウドソーシングサイトはクライアントとワーカーをつなぐ仲介役になります。
主にクライアントがしてほしい仕事をクラウドソーシングサイトに掲載し、そこにワーカーが応募して仕事を開始するというような流れになります。
ネット版の求人サイトのような感じですね。
有名なクラウドソーシングサイトだとクラウドワークスやランサーズといったところがあります。
ちなみに、クラウドソーシングについてはこちらのページで詳しく解説しています。
ぜひあわせてご覧ください!
ポイント
- クラウドソーシングは不特定多数の人を対象に仕事を募集し、やってもらうということ
- 動画編集やデザインなど、自分ではできないことを発注することが多い
- クラウドソーシングサイトはクライアントとワーカーをつなぐ仲介役
では、クラウドファンディングとは一体何なのでしょうか。
クラウドファンディングとは
次にクラウドファンディングについて解説していきます。
クラウドファンディングは英語で書くと、群衆を表す「Crowd」と資金調達を表す「Funding」が合体した言葉になります。
では、こちらもWikipediaの解説を見てみましょう。
このように書かれています。
クラウドファンディングとは、群衆と資金調達を組み合わせた造語である。
不特定多数の人が通常インターネット経由で他の人々や組織に財源の提供や協力などを行うことを意味する。
ソーシャルファンディングとも呼ばれ、日本語では「クラファン」と略されることもある。
つまり、不特定多数の人を対象に資金調達するというような感じです。
次に具体的な例を紹介します。
具体的な例としてはこのような感じになります。
まだまだ小さな会社だし、どこもお金を貸してくれないよ...
わたしその商品使いたいです!
お金を出すので開発してくれませんか?
ありがとうございます!
では完成したらお渡ししますね!
つまり、お金を出してほしい企業や個人がその商品やサービスに興味がある一般の人たちに資金を募るというような感じになります。
そしてその商品やサービスが完成したら出資してくれた人たちに商品を渡すというのがクラウドファンディングになります。
実はクラウドファンディングにはこのような商品を渡す以外にも様々な形式があるのですが、このような形式が一番多いです。
ちなみに、商品を渡すことを「リターン」といいます。
しかし、こちらもクラウドソーシング同様に出資してくれる人を募る必要があります。
そこでクラウドソーシングサイトがよく使われます。
クラウドソーシングサイトは出資してもらいたい人がプロジェクトを立ち上げ、そこに出資したい人が応募するというような感じです。
出資した人はそのプロジェクトがうまくいけばお返しとしてその商品をもらえます。
ですが、中には開発がうまくいかず、出資した人にリターンがなくなってしまうリスクもあります。
そのため、出資する場合は開発がうまくいかないことも考えておかなければいけません。
有名なクラウドファンディングサイトとしては、CAMPFIREやMakuakeがあります。
クラウドファンディングサイトは様々なプロジェクトがあり、見ているだけでも楽しいです。
もし興味があるものがあればリスクを理解した上で、出資してみてはいかがでしょうか。
ポイント
- クラウドファンディングは商品やサービスの開発のために不特定多数の人からお金を集めること
- お返しとしてその商品やサービスを出資してくれた人に渡す
- プロジェクトの中には開発がうまくいかないこともある
まとめ
今回はクラウドソーシングとクラウドファンディングの違いについて解説しました。
違いとしてはこんな感じになります。
→不特定多数の人を対象に仕事の求人を行う
クラウドファンディング
→不特定多数の人を対象にお金を募る
このようにクラウドソーシングとクラウドファンディングは別物になります。
もし興味があるようでしたら今回挙げたサイトなどで実際に体験してみてはいかがでしょうか。
詳しいのクラウドソーシングの解説はこちら!