WordPressに必須のレンタルサーバー。
そんなレンタルサーバーには月額数十円のものから月額数万円するものまでたくさんの種類があります。
金額だけで見ると安い方が良いのはもちろんなのですが、高いものと比べてどこがどう違うのでしょうか。
今回は安いサーバーと高いサーバーの違いについて紹介します!
このページではこんなことがわかります。
この記事でわかること
- 安いサーバーと高いサーバーの違い
- 目安の金額
ぜひ最後までご覧ください!
安いサーバーと高いサーバーの違い
では早速ですが、安いサーバーと高いサーバーの違いを解説していきます!
ここで言う安いサーバーとは月額100円前後のサーバー、高いサーバーとは月額1,000円前後のサーバーを指します。
先述したように月額数万円のものもあるのですが、個人で利用するには現実的ではないため、除外させていただきます。
安いサーバーと高いサーバーには主にこのような違いがあります。
安いサーバーと高いサーバーの違い
- WordPressへの対応
- サポート体制
- 安定性
- 性能
では詳しく解説していきます!
1.WordPressへの対応
まず、WordPressへの対応という点です。
安いサーバーの場合はWordPressの対応がされていない場合があります。
少し専門的な話になってしまうのですが、WordPressを利用するためには「MySQL」というデータベースが必須となります。
しかし、一部の安いサーバーでは、MySQLを使用できません。
この「MySQL」というデータベースが使用できないとそもそもWordPressを利用することはできません。
そのため、MySQLのデータベースがない=WordPress非対応という感じになります。
また、「MySQL」のデータベースが使用できたとしても数が少ない場合は注意が必要です。
WordPressの場合、基本的には1サイト1MySQLデータベースとなっています。
つまり、複数サイト作りたい場合はその数だけMySQLも必要ということになります。
1つのデータベースに複数サイト入れることも可能ではあるのですが、作業が難しかったり、安定しなかったりとあまりおすすめはできません。
ここまでの感じだと
となっている方もいらっしゃるかもしれません。
安いサーバーは確かにWordPressを使えないところもあります。
ですが、HTMLやCSSなどを使ったサイトであれば作ることができます。
しかし、HTMLやCSSの勉強にはそこそこ時間やお金がかかりますし、現在のサイトの多くはWordPressを使って構築されています。
また、少しデザインを変えたいと思ったときにもHTMLやCSSを使って変更していく必要があります。
このような点を考えるとWordPressがとても優れていると言えるでしょう。
一方でWordPress対応の高いサーバーの場合、MySQLは確実にあります。
数も1つや2つではなく無制限となっているところも多いです。
ポイント
- 安いサーバーはMySQLが使用できないところがある
→WordPressをインストールできない - しかし、HTMLやCSSを使えばサイトを作れる
- 高いサーバーの中にはMySQLが無制限のところもある
2.サポート体制
次にサポート体制です。
安いサーバーの場合はサポート体制が不十分な場合もあります。
サーバー代が安い理由の一つに人件費を削っているという点があります。
そのため、サポートを受けにくいという問題が発生することもあります。
例えばサーバーのトラブルが発生してもメールや問い合わせフォームのみでしか対応しないというところも多いです。
このようなサポート体制の場合、電話やチャットと比べるとリアルタイムで問題を解決することができません。
そのため、解決が遅くなってしまい、せっかくあったアクセスを落としてしまう場合があります。
他にもセキュリティ関係のトラブルが発生したとするとどうでしょうか。
対応が遅いとサイトが乗っ取られてしまい、第三者に改ざんされてしまう可能性もあります。
一方で高いサーバーの場合、メールでの問い合わせはもちろん、チャットや電話で問い合わせできるところも多いです。
大手の場合は過去の事例などから適切に回答してもらえる可能性も高いです。
また、問題が解決するまで最後までしっかりと対応してくれます。
サポートの体制や質は初心者の方には特に大事です。
そのため、多少お金がかかってしまっても高いサーバーの方をおすすめします。
保険のような感じで考えてみると良いのではないでしょうか。
ポイント
- 安いサーバーはサポート体制が不十分な場合もある
→回答が遅くなり、機会損失となってしまうこともある - 高いサーバーはメールに加え、チャットや電話でもサポートが受けられる
3.安定性
次に安定性です。
安いサーバーの場合は不安定な場合があります。
安いサーバーの場合、管理などにかかるコストを最小限に抑えているため、高性能なサーバーを用意できない場合があります。
ですので、サーバーの処理が遅かったり、接続が不安定なことが起こるかもしれません。
一方で高いサーバーは基本的には安定して動作しています。
もちろん高いサーバーでも機械ですから、動作が不安定になることも考えられます。
しかし、24時間体制で専門の技術者がサーバーの設置場所に待機しているというところもあります。
そのため、もし不安定になっても即対応してもらえることもあります。
さらに、高いサーバーの場合、高性能な最新のものを使っているところが多いです。
つまり、処理速度が速く、サイトの表示速度も速くなります。
アフィリエイトなどをする上でサイトの表示速度はかなり重要となってきます。
また、大量のアクセスがあってもある程度は速度を落とさずに処理してくれます。
このような点からも高いサーバーの方が優れていると言えるでしょう。
ポイント
- 安いサーバーは処理速度が少し遅い場合がある
→表示速度が遅かったり、たくさんのアクセスに耐えられないことがある - 高いサーバーは高性能なサーバーを使っているところが多い
→表示速度が速く、大量のアクセスがあってもある程度は耐えられる
4.性能
最後に性能です。
安いサーバーの場合、必要最小限の性能しか使用できない場合があります。
安いサーバーは繰り返しになりますが、コストを最小限に抑えて運営しています。
つまり、性能も最小限となってしまいます。
例えばブログのデータを保存しておくストレージは10GB前後、サーバーと通信を行うために必要な転送量が5GB前後といったような構成になっているところがあります。
しかし、高いサーバーであれば性能に少し余裕のあるサーバーを利用可能です。
例えばストレージは200GB前後、転送量も10TB近いサービスもあります。
このようにかなり余裕を持って運営できるので、安心して利用することができます。
特に転送量が規定よりも大幅に超過するとサーバー会社から通信をストップされてしまうということもあります。
そうなるとサイトを表示できなくなり、こちらも機会損失となってしまいます。
ですので、少し余裕がある性能のサーバーをおすすめします。
ポイント
- 安いサーバーは最小限の性能で運営している
→ストレージ容量が少なかったり、転送量が少ない場合がある - 高いサーバーは余裕を持って運営できる
→急にアクセスが増えても対応できる
どんなサーバーがいいの?
では結局どんなサーバーであればよいのでしょうか。
個人的にはサービス全体としてはこのような点を重要視すると良いでしょう。
サービス全体として
- サポート体制が十分か
- 運営期間は長めか
- 目的に合っているか
- 性能はしっかりとしているか
- 安定性は高いか
- 料金は予算に合っているか
サービス全体として重要視するべき点に関してはこちらの記事で詳しく解説しています。
また、性能に関しては以下の点に注目してサーバーを選ぶと良いかと思います。
必須の性能
- ストレージの種類:SSD(NVMe)
- ストレージ容量:5GB以上(1サイトあたり)
- データベース数:1以上(サイトの個数分)
- 無料独自SSLあり
- アプリケーションインストール機能あり
性能に関してもこちらの記事で詳しく解説しています。
では、どれくらいの金額を目安とすれば良いのでしょうか。
個人的には上記のような構成で考えると月額1,000円前後のサービスになってくるかと思います。
ただし、金額だけでそのサーバーがいいものかは判断できません。
先程紹介したような条件を参考に考えてもらえればと思います。
ちなみにおすすめのサーバーはこちらにまとめています。
ぜひこちらも参考にしてください!
まとめ
今回は安いサーバーと高いサーバーの違いについて解説してきました。
主にこのような点が異なってきます。
安いサーバーと高いサーバーの違い
- WordPressへの対応
- サポート体制
- 安定性
- 性能
安いサーバーは初心者の方にとっては始めやすく、良いように思えます。
しかし、スペックが少し悪かったり、サポートが不十分だったりと初心者の方にとって不安になってしまう点も多いことがあります。
コストは少しかかってしまいますが、月額1,000円程度のサービスが充実しているサーバーを選ぶのがおすすめです。
ぜひあなたもWordPressでブログを始めてみませんか?
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